NAVISION DRが考える、真に美しい肌

透明感:バリア機能の不調による乾燥・肌あれ

肌の天然保湿因子NMF産生メカニズムを解明

肌のバリア機能・保湿機能に欠かせないNMF(ナチュラルモイスチャーライジングファクター)。NMFはフィラグリンと呼ばれるタンパク質から生成されますが、どのような過程を経て、生成されるのかは解明されていませんでした。資生堂は、大学と共同で長年にわたり研究を重ね、NMF産生酵素(フィラグリンを分解してNMFを産生する酵素)であるブレオマイシン水解酵素(BH)がNMF産生に密接な関わりをもつことを、世界で初めて発見しました。この成果は、2010年、第26回IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)大会*で、口頭発表基礎部門「最優秀賞」を受賞しました。

*世界の化粧品技術者にとって、最も権威のある研究発表の場といわれています。

NMF産生メカニズム

NMF産生メカニズム

NMFとは

NMFの種類天然の保湿成分と呼ばれ、肌の保護機能に重要な働きをしている水溶性の物質のことです。アミノ酸類を中心に、PCA(ピロリドンカルボン酸)や乳酸塩などが含まれており、それぞれ高い保湿性があります。

BHの活性とNMF量および、水分蒸散量の関係

NWF(天然保湿因子)

BHの活性が高いほど、NMF量が多く、保湿機能が良好です。

水分蒸散量

BHの活性が高いほど、肌からの水分蒸散量が少なく、バリア機能の状態が良好です。

BHの活性が高まると、うるおいがあり、
透明感のある肌を感じられます。

BHの活性と加齢の関係

BHの活性と加齢の関係

40代以降でBH活性の低下が見られました。

ケミカルピーリング施術後の一時的な乾燥状態とNMFの関係

施術後のアンケート結果に「乾燥する」という声があります。そこで健常肌10名の前腕内側を用いて、ケミカルピーリングに用いられるグリコール酸の有無での総アミノ酸溶出量、PCA(ピロリドンカルボン酸)溶出量を測定しました。その結果、グリコール酸を塗布した角層は、NMF類を溶出させてしまうことがわかりました。これにより施術後の肌には、一時的な乾燥が生じやすくなっていると考えられます。

総遊離アミノ酸 PCA(mg/mL)

BH活性と密に関わるNMF量は加齢だけでなく、ピーリングなどの美容施術後も少なくなっていることが推察されます。
施術後の肌も十分にケアすることが大切です。